ランプトンの絵
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トーマス・ローレンス(1769年 - 1830年)が1825年に描いた作品「ランプトン少年像」 (Master Charles william Lambton)。イギリスではこの絵の図案による4ペンス切手が1967年に発行されている。 「ランプトンは語る」ではアーサー・トマス・クエントン卿により、顔だけをエドガーに変えた複製画を含めてこの絵をモチーフにした絵が合計11枚描かれている。 これらの絵はクエントン館の火災とともに焼失したが、そのうちの10枚目「庭先のランプトン」と題された絵だけがアランによって持ち出されたため燃えずに残っており、最終作「エディス」でアランから死んだシャーロッテの妹エディス・エヴァンズに手渡されている。ただし、「エディス」の中でこの絵は「花の中のランプトン」という名前に変えられている。 作者はランプトンの絵について、「たまたま、マネージャー(城章子氏)が持っていた複製画が気に入って」「あれこれ考えているうちに、「ランプトン」のストーリーが浮かんできました」と述べている。 池田理代子も当時の三和銀行(現・三菱UFJ銀行)のカレンダーやメモ帳などの印刷物としてたまたま目に触れたこの絵をモチーフとして、『ベルサイユのばら』の扉絵にマリー・アントワネットの第1王子、ルイ・ジョゼフ・ド・フランスのイラストを描いている。
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