ラムの好み、教養
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 17:01 UTC 版)
「チャールズ・ラム」の記事における「ラムの好み、教養」の解説
同時代の批評家ヘイズリットは、ラムの作品の特徴を挙げて 「時代の精神」に順応せず、逆行する。 虚栄や自己主張に無縁で、控えめで繊細であること。 隠れたもの、遠いもの、それ自身の内在的な、沈黙した価値に立つものを好む。 新しい顔、書物、建物、慣習を厭う。 と述べた。さらにラムの書物の趣味については、トバイアス・スモレットやフィールディングに通じ、ジューニアスやエドワード・ギボンはあまり読んでいないがロバート・バートンの『憂鬱症の解剖』やトマス・ブラウン、トマス・フラーの『偉人伝』やジョン・バニヤンの『聖戦』といった特殊な古典を好んで読み、シェークスピアとミルトンを崇拝している、とヘイズリットは言う。ドイツやフランスの文学や経済学にはあまり関心がなく、論争的神学については書物の受け売りですませているとも評されている。 ラムは絵画や版画の良い鑑賞者であり、特にウィリアム・ホガースやレオナルド・ダ・ヴィンチに感服していた。
※この「ラムの好み、教養」の解説は、「チャールズ・ラム」の解説の一部です。
「ラムの好み、教養」を含む「チャールズ・ラム」の記事については、「チャールズ・ラム」の概要を参照ください。
- ラムの好み、教養のページへのリンク