ライン鉄道の駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/17 05:13 UTC 版)
1844年にケルンとボンを結ぶ鉄道が完成し、1856年にはローランツエック(ドイツ語版)まで延長され、さらにコブレンツまで鉄道が延長されることになった。ライン鉄道(ドイツ語版)の最初の列車は1858年11月11日に、新しく建設されたモーゼル橋(ドイツ語版)を渡りコブレンツに到着した。橋とライン鉄道の建設により、プロイセン王国の都市防衛設備に初めて穴が開けられた。住民の歓呼の中を、花輪で飾られた機関車「ヴィンツブラウト」(Windsbraut、「つむじ風」)が牽引する列車が、フィシェル通り (Fischelstraße) に仮設でハーフティンバー様式で建てられたライン鉄道の駅に到着した。 1859年にコブレンツからビンガーブリュック(ドイツ語版)まで路線が延長され、ライン鉄道の駅は正式な駅舎に建て替えられた。1864年には鉄道網がさらに拡張され、プファッフェンドルフ橋(ドイツ語版)が開通した。この橋は当初は純鉄道橋で、左岸線と右岸線を接続していた。プファッフェンドルフ橋の建設期間中、事前に左岸と右岸と結ぶ暫定策として、シュトルツェンスフェルス-オーバーラーンシュタイン航路(ドイツ語版)が運航された。プファッフェンドルフ橋を最後に列車が渡ったのは、1914年8月の第一次世界大戦勃発時であった。新しい中央駅の開業に伴い、このライン鉄道の駅は1902年に営業を終了した。第二次世界大戦に際して激しく破壊を受け、建物は1960年代初頭に取り壊された。現在、駅の跡地にはアム・ヴェーラースホーフ通りとレーアセンター(ドイツ語版)の駐車場への坂道がある。
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