ヨウ化エチル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/03 15:41 UTC 版)
ヨウ化エチル ethyl iodide | |
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別称 ヨードエチル ヨードエタン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 75-03-6 ![]() |
PubChem | 6340 |
EC番号 | 200-833-1 |
RTECS番号 | KI4750000 |
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特性 | |
化学式 | C2H5I |
モル質量 | 155.97 g/mol |
外観 | 無色の液体 |
密度 | 1.950 g/cm3 |
融点 |
-110.9 °C, 162 K, -168 °F |
沸点 |
72.4 °C, 346 K, 162 °F |
水への溶解度 | 0.4 g/100 ml (20℃) |
log POW | 2.119 |
蒸気圧 | 17.7 kPa |
kH | 1.8 μmol Pa−1 kg−1 |
磁化率 | -69.7·10−6 cm3/mol |
屈折率 (nD) | 1.513–1.514 |
粘度 | 7.269 cP (0 °C) 5.925 cP (20 °C) |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | ICSC 0479 External MSDS |
主な危険性 | 催奇形性、胎児への危険性、吸入・誤飲・皮膚の接触による毒性、麻薬性 |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R23 R24 R25 R42 R43 R63 |
Sフレーズ | S45 S26 S36 S37 S39 S23 |
引火点 | 61℃ |
関連する物質 | |
関連するヨウ化アルキル | |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ヨウ化エチル(ヨウかエチル、英: ethyl iodide)は化学式C2H5Iまたは分子式CH3CH2Iで表される有機ヨウ素化合物。ヨードエタン(英: iodoethane)とも呼ばれる。常温で無色の油状液体で、引火性があり61℃以上で空気との爆発性混合気体を生じる。空気との接触や光線により分解し、褐色を帯びる。エタノール・ジエチルエーテルに任意の割合で溶解し、ベンゼン・エーテル・四塩化炭素にも溶ける。また、グリニャール試薬であるEtMgIの前駆体であり、エーテル中でマグネシウムと反応させるとこれを得ることができる。
製法
赤リンと無水エタノールの混合物にヨウ素を加え、これを加熱するとヨウ化エチルが生成される。これは不安定なヨウ化剤である三ヨウ化リンがin situで生成し、下に示す発熱反応が起きるためである。
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