モーフィアス事件(モーフィアス・グロクスター事件)
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「Morpheus」の記事における「モーフィアス事件(モーフィアス・グロクスター事件)」の解説
2001年10月3日 Morpheus・KaZaA・GroksterをMPAA・RIAAが著作権侵害で提訴 2003年4月25日 アメリカ初の合法判決(米ロサンゼルス連邦地裁) 「分散型ファイル交換ツールの配布は合法であり、これらのネットワーク上で発生する著作権侵害に対し、サービス運営企業はその責任を負わない」(Stephen Wilson ロサンゼルス連邦裁判所裁判官)とする判決を下した。 2003年8月20日 控訴審へと上訴される 2004年8月19日 再度合法判決(控訴審判決) 「ソニーベータマックス裁判(ビデオテープレコーダーが著作権侵害のために利用可能であったとしても、その機器を販売することは著作権侵害にはならない)」の最高裁判決から、その原則がP2Pファイル交換ネットワークにも適用されるとの判断 「Grokster社とStreamcast社は著作権侵害に使用できるホームビデオテープレコーダーやコピー機を販売する企業と著しく違うことはない」 2004年12月 アメリカ合衆国の最高裁判所は、事例を審理することに同意 2005年3月29日 口頭弁論が開始される 2005年6月27日 米国最高裁で映画・レコード会社の全面勝訴 P2P技術のデベロッパーには、ユーザーの違法行為に対する法的責任がある。(9人の裁判官が全員一致) 全米レコード協会(RIAA)は、「最高裁は窃盗を推奨し、そこから利益を上げるものの責任を問う事によって、合法的なオンラインビジネスに力強い未来を与えた」と判決を賞賛した。 -この判決によりP2P企業は、ユーザーによる違法なファイル交換の責任を問われることとなった- 2006年9月27日 「Morpheus」が、ユーザーによる著作権侵害行為を助長したとの判決を下した。 「このソフトの提供元であるストリームキャスト・ネットワークスが、同社のネットワーク上でやり取りされる音楽と映画に著作権があるとは知らなかったなどと主張することは許されない」と述べた。(スティーブン V.ウィルソン連邦地裁判事)
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