モニュメント・パーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/07 05:38 UTC 版)
「ヤンキー・スタジアム (1923年)」の記事における「モニュメント・パーク」の解説
左中間フェンス後方にはモニュメント・パーク(Monument Park)というコーナーが設置されていた。ここにはヤンキース歴代の名選手らを称えた記念碑を中心に、様々なものが飾られていた。 三塁側入場口の近くにモニュメント・パークへ続く通路があった。壁にヤンキースの永久欠番のプレートが並べられた通路の先にヤンキースのロゴとその周りに“WELCOME TO MONUMENT PARK”と書かれたマークがあり、その先に記念碑やレリーフが飾られていた。 中に入るとまず真ん中に3つ、その両脇に1つずつ記念碑があった。真ん中のものは左からルー・ゲーリッグ、ミラー・ハギンス、そしてベーブ・ルースであった。1920年代のヤンキース「第1期黄金時代」を監督として築いたハギンスと、それぞれ3番・4番としてチームを引っ張ったルースとゲーリッグが並んで称えられていた。またこの3つの両脇にある記念碑は、前述の3人の後の時代に活躍したジョー・ディマジオとミッキー・マントルであった。 ブルペンに近いことからロジャー・クレメンスはヤンキース在籍時代、登板前には必ずベーブ・ルースの記念碑の顔の部分を触っていた。 その奥の壁にはホワイティー・フォードやレジー・ジャクソン、ヨギ・ベラ、ケーシー・ステンゲルなど過去の名選手・監督の栄誉を称えたものやかつてヤンキー・スタジアムでローマ教皇によるミサが2回(1965年10月4日・パウロ6世、1979年10月2日・ヨハネ・パウロ2世)行われたことを記念するものなど、多くの銘板が掛けられている。2002年9月11日には、アメリカ同時多発テロ事件発生から1年ということで、新たに慰霊碑が設けられた。 モニュメント・パークへ入ることができるのは試合開始45分前までと決められていた。ただ、それよりも早く閉められることも時々あった。 現在、モニュメント・パークは2009年に完成した新球場に移された。 モニュメント・パーク ルー・ゲーリッグ記念碑 ミラー・ハギンス記念碑 ベーブ・ルース記念碑 ジョー・ディマジオ記念碑 ミッキー・マントル記念碑 同時多発テロ慰霊碑 モニュメント・パークは左中間に位置する
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