メリーランド方面作戦時の編成
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「北バージニア軍」の記事における「メリーランド方面作戦時の編成」の解説
北バージニア軍は第二次ブルランの戦いに勝利したが、その損失をメリーランド方面作戦開始前に補充する必要があった。軍の組織を根本から変える必要は無かったが、リーは幾つかの師団・旅団の入れ替えを行い、また追加された戦力もあった。各「翼」は正式に「軍団」と呼ばれることとなった。メリーランド方面作戦時の北バージニア軍の編成は以下のとおりであった 軍司令官:ロバート・E・リー大将 軍団師団旅団・支援部隊指揮官ロングストリート軍団(第1軍団) ジェイムズ・ロングストリート中将 直轄 2個砲兵大隊 アンダーソン師団 6個旅団 / 1個砲兵大隊 リチャード・アンダーソン少将 ジョーンズ師団 6個旅団 / 4個砲兵中隊 David Rumph Jones准将 マクローズ師団 4個旅団 / 1個砲兵大隊 ラファイエット・マクローズ少将 フッド師団 2個旅団 / 1個砲兵大隊 ジョン・ベル・フッド准将 ウォーカー師団 2個旅団 / 2個砲兵中隊 John G. Walker准将 エバンス旅団 / 1個砲兵中隊 Nathan George Evans准将 ジャクソン軍団(第2軍団) ストーンウォール・ジャクソン中将 ジャクソン師団 4個旅団 / 1個砲兵連隊 John R. Jones准将 ヒル軽師団 6個旅団 / 1個砲兵連隊 A・P・ヒル少将 ヒル師団 5個旅団 / 1個砲兵大隊 D・H・ヒル少将 イーウェル師団 4個旅団 / 1個砲兵連隊 Alexander R. Lawton准将 騎兵師団 3個騎兵旅団 / 3個砲兵大隊 J・E・B・スチュアート少将 予備砲兵 4個大隊 / 5個砲兵中隊 ウィリアム・ペンドルトン准将 4個ないし5個師団から個性される軍団制度は、全体的な指揮を容易にし概ね上手くいった。リーはアンティータムの戦いの前から、全体の構成をスリム化することを考えていたが、指揮官の変更は意図していなかった。アメリカ連合国議会は軍団の設立を承認し、ジェファーソン・デイヴィス大統領は議会の承認を確認し、ロングストリートとジャクソンを中将に昇進させた。リーはこの変更を1862年11月6日に、特別命令234号として出している。メリーランド方面作戦には約60,000の兵が参加した。
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