メトロ車両千住事業所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 08:11 UTC 版)
千住工場での業務廃止後は、東京地下鉄の委託先であるメトロ車両千住事業所として使用している。 東京地下鉄では、各工場で実施している定期検査対象の機器の一部をグループ会社のメトロ車両に委託しており、かつては機器別に中野工場、小石川CR、千住工場、綾瀬工場、王子検車区の5か所で分散して業務を実施していた。しかし、機器の運搬に手間を要することや、場所によっては検査の作業性が悪いなど問題点があった。 問題点を改善するため、新しく集約した検査場所として千住工場建屋を2004年(平成16年)10月から2005年(平成17年)3月にかけて改修工事を実施し、2005年(平成17年)6月から業務を開始している。定期検査車両、年間650両に相当する検査を行っている。 主な検査機器は ユニットクーラー(空調装置) ユニットブレーキ・オイルダンパー・レベリングバルブ(高さ調整弁)、差圧弁 主電動機・パンタグラフ 電動発電機(MG)、空気圧縮機(CP) 蓄電池、戸閉機械(ドアエンジン)・電磁弁(戸閉機械用)等である。 現在、東京地下鉄各工場での委託検査機器は、各工場で取り外し後に本事業所までトラックで運送し、検査・手入れを実施、その後トラックで各工場へ返却される。
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