メタデータスキーマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 01:15 UTC 版)
メタデータスキーマを統一しておくことで、複数の主体によって記述されたメタデータの相互運用性を実現することができる。相互運用性の高いメタデータは、機械可読なメタデータとして利用しやすいため、スキーマ団体や特定の業界団体において様々なメタデータのスキーマが制定されている。メタデータスキーマは以下の要素から構成されている: 属性集合(属性語彙)メタデータとして記述する情報資源の属性の定義。例えば:タイトル、著者、出版者など、属性を表す語とその集合の定義。 属性値型集合(属性値型語彙)メタデータとして記述する属性値の記述形式の定義。例えば、日付や名前の記述形式、主題を表す統制語彙など、属性値の型あるいは形式を表す語とその属性の定義。 構造的制約(抽象構文)属性値記述の省略可能性や繰返条件などメタデータの構造的な制約。構造的制約は、具体的なシステム上でのメタデータの実現形式に依存しないメタデータの構文規則を決める。 実現形式(具象構文)システム上でのメタデータの具体的表現形式。
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