メゾチントとは? わかりやすく解説

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メゾチント

読み】:メゾチント
【英】:MEZZOTINT

版画技法銅版画は、凹版製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは前者内の一つ。まず版面ニードル等の針状または刀状のもので、縦・横対角線各方向に線あるいは点刻線を平行して密接に刻む。ここで版面は、一面ドライポイントのまくれを併う線で覆われる。それを、先のとがったこて状のスクレーパー削り取りへら状のバニッシャーでつぶし、磨くことによって図像を表わしていく。凹部インキをつめ、プレス機で紙に刷り上げると、最も磨かれ部分白く、まくれを完全に残した部分黒くその間磨き加減によって無限の明暗階調表われる。これがこの技法特徴であり、メゾは「半ば」、チントは「色調」の意である。17世紀中頃オランダジーゲンによって発明されイギリスフランスで豊かな階調表現できることから主に絵画複製技法として流行した20世紀に入ると、ブラン長谷川潔などが創造的なメゾチント版画制作行なった


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