メガネケワタガモとは? わかりやすく解説

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メガネケワタガモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/17 09:29 UTC 版)

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メガネケワタガモ
メガネケワタガモ(オス) Somateria fischeri
保全状況評価[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: ケワタガモ属 Somateria
: メガネケワタガモ S. fischeri
学名
Somateria fischeri (Brandt, 1847)
和名
メガネケワタガモ
英名
Spectacled eider

メガネケワタガモSomateria fischeri)は、カモ目カモ科ケワタガモ属に分類される鳥類

分布

アメリカ合衆国アラスカ州)、ロシア東部[1][a 1]

夏季にアラスカ州やシベリア北東部で繁殖し、冬季になるとベーリング海アリューシャン列島へ南下し越冬する[1][2]

形態

全長55センチメートル[1]。翼長オス25.5-26.7センチメートル、メス24-25センチメートル[2]。翼開張90センチメートル[1]。後肢の色彩は灰緑色[1]

オスの繁殖羽は眼の周囲が円形状に白い羽毛で被われ、円の外縁が黒く縁取られる[1][2]。額や後頭の羽衣は淡緑色、頸部から背にかけての羽衣は白、胴体の羽衣は黒い[1][2]。嘴の色彩は橙色や暗橙色[1][2]。メスは全身の羽衣が褐色で、眼の周囲が円形状に淡褐色の羽毛で被われる[1]。嘴の色彩は青灰色[1]

生態

海洋に生息する[1]

食性は動物食傾向の強い雑食で、主に軟体動物を食べる[1]。繁殖期には昆虫甲殻類果実種子なども食べる[1]

繁殖形態は卵生。水辺にあるツンドラの高所に巣を作り、4-6個(平均4個)の卵を産む[1][2]。メスのみが抱卵し[1]、抱卵期間は24日[2]

人間との関係

乱獲や地球温暖化などにより生息数が減少していると考えられている[1]。1970年代における生息数は400,000羽、1990年代における生息数は40,000羽と推定されている[1]

画像

関連項目

  • ケワタガモ属

参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社2000年、78、185頁。
  2. ^ a b c d e f g 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育 (ガンカモ目)』、財団法人東京動物園協会、1980年、77頁。

外部リンク

  1. ^ a b The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2009. Somateria fischeri. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.1.




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