ミニディスクにおける利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 15:31 UTC 版)
「ATRAC」の記事における「ミニディスクにおける利用」の解説
ATRACは、音楽用のミニディスク規格で採用された。ステレオ (通常292kbps) 、モノラル (通常146kbps)の2つのモードが用意されている。 最初期のMD機器で用いられていたソニー製ATRACコーデック"ATRAC Ver.1"では実記録ビットレートに現在の半分しか割り当てられていなかったため、MP3より記録音質が極端に悪かった。このことがATRACの音質に対する悪印象を定着させてしまったことから、ATRAC Ver.1はその後の普及・展開にも大きな影響を及ぼしたコーデックとして悪名高い。ただしそれぞれのバージョン間で互換性はあるため、例えば最初期のMD機器で"ATRAC TYPE-R"でエンコードされたMDを再生することは可能である。 なお、データ用MDであるMD-DATAやMD-DATA2でも音声を記録する場合のフォーマットとして使われることがある。
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