ミストラル運行開始
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/02 18:05 UTC 版)
「ル・ミストラル (列車)」の記事における「ミストラル運行開始」の解説
1950年5月14日のダイヤ改正で、パリ - マルセイユ間に一・二等急行列車(Rapide)「ル・ミストラル」が登場した。列車番号はマルセイユ行が1、パリ行が2であり、列車番号の上でもフランスを代表する列車と位置づけられていた。当時はラロッシュ(Laroche-Saint-Cydroine, ヨンヌ県)とディジョンの間のみが電化されており、その他の区間は蒸気機関車牽引であった。 1952年にはミストラルはマルセイユからニースまで延長された。また同時にパリ - リヨン間が電気機関車牽引となった。電化区間はその後1959年にアヴィニョン、1962年にマルセイユまで延長された。 1954年からは機関車に"MISTRAL"の列車名標(ヘッドマーク)が取りつけられるようになった。フランス国鉄での列車名標の掲示は1975年で終わるが、ミストラルのみは1977年まで続けられた。 1956年夏のダイヤ改正から西ヨーロッパの鉄道は二等級制に移行し、ミストラルは一等車のみの編成となった。さらに同年7月、フランス国鉄はミストラルにステンレス製の新型客車(通称ミストラル56型)を投入した。これはフランスで初めて全車空調設備を備えたものであった。
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