マーリン (SST-2)とは? わかりやすく解説

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マーリン (SST-2)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 14:20 UTC 版)

艦歴
発注:
起工: 1952年5月1日
進水: 1953年10月14日
就役: 1953年11月20日
退役:
除籍: 1973年1月31日
その後: 記念艦として公開
性能諸元
排水量: 303トン(水上)347トン(水中)
全長: 131.3 ft
全幅: 13.7 ft
吃水: 12.2 ft
機関:
最大速: 水上 10ノット、水中 10.5ノット
兵員: 士官2名、兵員16名
兵装: 21インチ魚雷発射管2門

マーリン(USS Marlin, SST-2)は、アメリカ海軍潜水艦T-1級潜水艦の2番艦。艦名はマカジキに因んで命名された。その名を持つ艦としては2隻目。当初の艦名は T-2 であった。

艦歴

T-2は1952年5月1日にコネチカット州グロトンエレクトリック・ボート社で起工した。1953年10月14日にウィリアム・R・デローチ夫人によって命名、進水し、1953年11月20日に艦長エドワード・ホールト少佐の指揮下就役する。

マサチューセッツ湾での整調後、T-2は1954年1月後半にコネチカット州ニューロンドンを出航し母港となるフロリダ州キーウェストへ向かう。大西洋艦隊第12潜水戦隊に合流したT-2はフロリダ州南部からキューバグアンタナモ湾にかけての水域で作戦活動に入る。10年以上にわたってT-2は目標艦、訓練艦の任務を担当し、潜水艦や対潜装備、対潜戦術の評価支援を行った。

キーウェストの艦隊ソナー学校での目標艦任務に加えて、T-2は様々な艦隊作戦に参加した。T-2は1956年1月に艦隊訓練部隊に配属されグアンタナモ湾に展開、5月15日にはマーリンと改名された。1958年7月、8月、1960年3月、1961年12月にもグアンタナモ湾で艦隊訓練を行った。1965年3月7日から4月4日までマーリンはマッケレル (USS Mackerel, SST-1)、アンバージャック (USS Amberjack, SS-522)、バットフィッシュ (USS Batfish, SS-310)、チヴォ (USS Chivo, SS-341) と共に機雷敷設演習を行う。

1963年からマーリンは、キーウェスト沖合で主として水上、航空対潜部隊の目標艦としての任務に従事した。

マーリンと姉妹艦のマッケレル (USS Mackerel, SST-1) は、キーウェストの海軍基地で1973年1月31日に退役した。両艦の退役式が執り行われ、二隻は同日除籍された。マーリンはネブラスカ州オマハのグレーター・オマハ・アリーナに所在するフリーダム・パークに記念艦として展示されている。

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