マーシャル・ギャンビットとは? わかりやすく解説

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マーシャル・ギャンビット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/22 05:27 UTC 版)

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マーシャル・ギャンビット
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マーシャル・ギャンビット (Marshall Gambit) は、チェスオープニングの1つで、ルイ・ロペスの変化の1つである。右図がマーシャル・ギャンビットの基本形で[1]、基本形までの手順は1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 a6 4.Ba4 Nf6 5.0-0 Be7 6.Re1 b5 7.Bb3 0-0 8.c3 d5である[2]。モーフィー・ディフェンス[3]の1変化である。

主な変化

9.exd5 Nxd5 10.Nxe5 Nxe5 11.Rxe5 c6 12.d4 Bd6 13.Re1 Qh4 14.g3 Qh3 15.Be3 Bg4 16.Qd3 Rad8 17.Nd2 Re6 18.a4 bxa4? 19.Rxa4 f5 20.f4? Bxf4 21.Bf2? Rxe1+ 22.Bxe1 Re8[4][5]

この手順は1963年に対局されたノボパシィン対スパスキー戦で指されたものである[5]。22手で白のノボパシィンが投了した[5]

黒の11手目で11.… Nf6と指すのも1つの変化である[5]

白の12手目で12.d3と指す手は消極的[5]

白の14手目で14.h3と指すと14.… Bxh3 15.gxh3 Qxh3 16.f4 Qg3+と進行し白が苦しくなる[5]

白の15手目で出来た型がマーシャル・ギャンビットの変化で最も多く現われる型である[5]

白の16手目でd3以外にクイーンを動かすと黒に16.… Bf3と指され、17.… Qg2#のチェックメイトを防ぐことは出来ない[5]

白の18手目で18.Qf1とクイーンの交換を図っても黒は攻撃中なので18.… Qh5と逃げられる[5]

黒の18手目で18.… bxa4?とポーンを取ったのは悪手[5]。ポーンの形が悪くなるのでここではポーンを取らない方がよい[5]

白の20手目では20.Qf1と指すのが好手[5]

参考文献

脚注・出典

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  1. ^ 『定跡と戦い方』、67-68頁。
  2. ^ 『定跡と戦い方』、57、67-68頁。
  3. ^ ルイ・ロペスにおいて黒が3手目で3.… a6と指した型。初手からの手順は1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 a6である。
  4. ^ 『定跡と戦い方』、68頁。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 『定跡と戦い方』、71頁。
  6. ^ ISBNコードは新装版のもの。

マーシャル・ギャンビット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 09:31 UTC 版)

ギャンビット」の記事における「マーシャル・ギャンビット」の解説

詳細は「マーシャル・ギャンビット」を参照 ルイ・ロペスの黒からの一変化。クイーンズ・ギャンビット一変化である同名オープニングとは別の定跡1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 a6 4.Ba4 Nf6 5.o-o Be7 6.Re1 b5 7Bb3 o-o 8.c3 d5 同じくルイ・ロペスから変化してギャンビットするエーニッシュ・ギャンビットよりは穏やかな展開となる。

※この「マーシャル・ギャンビット」の解説は、「ギャンビット」の解説の一部です。
「マーシャル・ギャンビット」を含む「ギャンビット」の記事については、「ギャンビット」の概要を参照ください。

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