モーフィー・ディフェンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/17 03:37 UTC 版)
「ルイ・ロペス」の記事における「モーフィー・ディフェンス」の解説
モーフィー・ディフェンス a b c d e f g h 8 8 7 7 6 6 5 5 4 4 3 3 2 2 1 1 a b c d e f g h 3.… a6 黒の3手目で3.… a6と指した形をモーフィー・ディフェンスと呼ぶ。ルイ・ロペスの中で最も変化の多い型。 白の4手目は4.Ba4か4.Bxc6のどちらかである。4.Bc4や4.Be2と指すと手損。白の4手目で4.Bxc6と指せばエクスチェンジ・ヴァリエーションになる。 4.Ba4と指した時の黒の4手目は4.… Nf6、4.… Bc5、4.… d6、4.… f5、4.… Nge7、4.… Nd4、4.… g6、4.… b5と指す手がある。 4.Ba4に対し4.… Nf6と指した時の白の5手目は5.0-0、5.Qe2、5.Nc3、5.d4、5.d3、5.Bxc6、5.c3と指す手があるが、5.0-0と5.Qe2以外は今日ではあまり指されない。 4.Ba4 Nf6に対し5.0-0と指した時の黒の5手目は5.… Nxe4、5.… Be7と指す手があるが、5.… Nxe4と指せばオープン・ヴァリエーションになる。 4.Ba4 Nf6 5.0-0に対し5.… Be7なら6.Re1 b5 7.Bb3と進行した後黒の7手目として7.… 0-0、7.… d6、7.… Bb7と指す手がある。7.… 0-0と指せば8.c3 d5と進行しマーシャル・ギャンビットになる。一方7.… d6と指せば8.c3 0-0 9.h3と進行しクローズド・ヴァリエーションになる。 4.Ba4に対し4.… Bc5と指すと5.0-0 Nf6 6.c3 Ba7 7.d4 b5 8.Bb3 Qe7 9.Bd5 ed 10.Bg5 h6 11.Bxf6 Qxf6 12.e5と進行し白が有利。 4.Ba4に対し4.… d6と指すと5.c3 Bd7 6.d4 Nf6 7.0-0 Be7 8.Nbd2 0-0 9.Re1 Be8と進行し形勢互角。この手順中白の5手目では他に5.Bxc6+、5.0-0、5.d4、5.c4と指す手もある。5.Bxc6+と指すと5.… bc 6.d4と1手遅れてビショップとナイトを交換することになり、5.0-0と指すと5.… Bg4 6.h3 h5!と進行しビショップとナイトの交換はしていないもののエクスチェンジ・ヴァリエーションに似た局面となる。 4.Ba4に対し4.… f5と指すと5.d4 ed 6.e5 Bc5 7.c3 dc 8.Nxc3 Nge7 9.Bb3 d5 10.0-0 Be6と進行する。 この手順中白の5手目では他に5.Nc3と指す手もある。黒の5手目で5.… feと指すと6.Nxe5 Nf6 7.Bg5と進行し白が有利になる。白の6手目で6.e5の代わりに6.Nxd4と指す手は以下6.… Nxd4 7.Qxd4 c5 8.Qe5+ Qe7 9.Qxe7+ Bxe7と進行し形勢互角。黒の6手目で6.… Bc5のところを6.… Bb4+と指す手に対しては7.c3 dc 8.0-0!とギャンビットしてオープン・ファイルを沢山作るのが白にとって楽しい局面となる。
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