オープン・ヴァリエーションとは? わかりやすく解説

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オープン・ヴァリエーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/14 13:53 UTC 版)

オープン・ヴァリエーション
a b c d e f g h
8
8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1
a b c d e f g h

オープン・ヴァリエーション (Open Variation) は、チェスオープニングの1つで、ルイ・ロペスの変化の1つである。右図がオープン・ヴァリエーションの基本形で[1]、基本形までの手順は1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 a6 4.Ba4 Nf6 5.0-0 Nxe4である[2]。モーフィー・ディフェンス[3]の1変化である。

主な変化

6.d4 b5 7.Bb3 d5 8.dxe5 Be6 9.Qe2 Be7 10.Rd1 0-0 11.c4 bxc4 12.Bxc4[4]

白の6手目では他に6.Re1や6.Qe2と指す手もあるが[5]、どちらも黒が十分な展開となる[5]

黒の6手目で6.… Be7と指すのは7.Qe2と指され白が有利[5]。6.… exd4と指すのも7.Re1 d5と進行し黒がポーンを2個得するもののe4のナイトが白のルークピンされるので白が指しやすい[5]

黒の7手目で7.… exd4と指すのは8.Re1 d5 9.Nc3! dxc3 10.Bxd5 Bb7 11.Bg5!で白が有利[6]

白の8手目で8.Nxe5と指すのは8.… Nxe5 9.dxe5と進行し黒がやや優勢[7]。また8.a4と指すのも8.… Nxd4 9.Nxd4 exd4 10.axb5 Bc5と進行し黒がやや優勢[7]

白の9手目では9.c3と指す手もある[7]。以下9.… Be7 9.Nbd2 0-0と進行し形勢互角[7]

参考文献

脚注・出典

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  1. ^ 『定跡と戦い方』、65-66頁。
  2. ^ 『定跡と戦い方』、57、65-66頁。
  3. ^ ルイ・ロペスにおいて黒が3手目で3.… a6と指した型。初手からの手順は1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 a6である。
  4. ^ 『定跡と戦い方』、65-67頁。
  5. ^ a b c d 『定跡と戦い方』、66頁。
  6. ^ 『定跡と戦い方』、66-67頁。
  7. ^ a b c d 『定跡と戦い方』、67頁。
  8. ^ ISBNコードは新装版のもの。



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