マングローブ林と海岸プレーリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/21 00:59 UTC 版)
「エバーグレーズの地形と生態系」の記事における「マングローブ林と海岸プレーリー」の解説
オキーチョビー湖とビッグサイプレスからの水は大洋まで流れていく。淡水が塩水と出逢う遷移域では、どちらの水にも対応できるマングローブ林が繁茂している。この汽水域とマングローブ林は、数多い潮汐のあるクリークと交わり、大変生産的な生態系を抱えることになる。これら地帯の深さは、エバーグレーズの水がどれだけ流れて来るかによっている。雨季には、淡水がフロリダ湾まで流れ込み、ソーグラスが海岸線近くでも現れる。乾季には、塩水が内陸の海岸プレーリーに遡り、そこが海水を吸収することで、淡水湿地のバッファーとなる生態系になっている。マングローブ林は海水が内陸深く入るときに淡水の生態系で育つ。エバーグレーズは世界でも最大級のマングローブ林が続いている場所である。フロリダ半島南西にあるテンサウザンド諸島のマングローブ林は、広さが20万エーカー (810 km2) にもなる。
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