マレンマ・シープドッグの亜種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/15 07:39 UTC 版)
「マレンマ・シープドッグ」の記事における「マレンマ・シープドッグの亜種」の解説
これらはマレンマーノに統括され、マレンマ・シープドッグとして併せて呼ばれるようになった犬種の一例である。地元ではFCI公認に従わず、以前の犬種名のままで呼ばれ、スタンダードもそのまま保持している亜種も多い。ほとんどは作業犬として使われている。 アブルツェーゼ・マスティフ(英: Aburuzzese Mastiff) マレンマーノと同じくらい古い歴史を持つが、生い立ちははっきり分かっていない。マレンマーノよりも筋肉質の体つきのため、チベタン・マスティフとの関連があるという仮説はある。厚いロングコートで、毛色はホワイトもしくはクリーム。マレンマーノより力が強く、防衛本能が強い。 アブルッゼンフンド(英: Abruzzenhund) マレンマーノより小型で、動きが更に素早い。希少種ながら時折ペットとしても飼育されている。厚いロングコートで毛色はホワイトまたはクリームの単色か、これらの地にグレーなどの斑。 マレンマ・シープドッグ・スムースヘアード(英: Maremma Sheepdog Smoothhaired) 別名はパストーレ・マレンマーノ。マレンマーノや他の亜種とは異なり、なめらかな硬めのスムースヘアである。そのため、雨天で働かせると風邪を引く恐れが多少あったが、優しく忍耐強くてしつけがよく入るため重宝された。ほかのマレンマーノとの違う点はアゴが強靭なことや細身で胴がやや長いこと、脚が長く胸が狭いこと、飾り毛のあるサーベル形の尾をときに断尾したことなどが挙げられる。昔からマレンマ・シープドッグと呼ばれていたが、他犬種との混同を避けるため、犬種名の語尾に「スムースヘアード」とつけて呼ばれる事になった。亜種の中で最も希少で、絶滅寸前である。
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