マレンマ計画(Maremma Project)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 14:42 UTC 版)
「ミドル島 (ウォーナンブール)」の記事における「マレンマ計画(Maremma Project)」の解説
オーストラリアは、ヨーロッパから導入したアカギツネが、2012年には720万頭と増えすぎて、家畜や野生動物を襲うオーストラリアのアカギツネ(英語版)問題が生じている 。 ミドル島は沿岸のすぐ近くにあるため、干潮時にはアカギツネが浅瀬を渡り、コガタペンギンを襲う。その結果、ミドル島のコガタペンギンの生息数は1999年に推定600羽だったのが、2005年に10つがいになってしまった。それで、ヨーロッパで羊をアカギツネから守るために飼われているマレンマ・シープドッグで、ペンギンを守ろうと、2006年、ミドル島にマレンマ・シープドッグを導入した。マレンマ・シープドッグで鳥を保護する試みは世界で最初である。その結果、2010年には、コガタペンギンの生息数は140羽までに回復した。
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