マルチステップ法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 08:55 UTC 版)
後藤充夫ともに真円度や円筒度の計測手法に取り組み、フーリエ級数を用いて測定器の誤差と形状の誤差を分離することに成功した。円筒度に関する論文は1975年に精機学会の第9回青木記念論文賞を受賞し、「精度分離可能な真円度測定器」は東京精密から製品化された。この手法は「マルチステップ法」と呼ばれ、JIS B 7451「真円度測定機」の中で規格化されている。精度の基準となる回転精度検査用標準器の真円度を検査・校正する真円度校正器にも、この技術は用いられている。なお、この手法は厳密には誤差を分離できていないという課題があったが、産業技術総合研究所で改良が進められた。
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