マリオンのゾウガメ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 14:14 UTC 版)
「マルク=ジョゼフ・マリオン・デュフレーヌ」の記事における「マリオンのゾウガメ」の解説
1766年、マリオンはセーシェルからモーリシャスにセーシェル諸島固有のアルダブラゾウガメ(またはその亜種)を持ち込み、その個体は島の要塞でペットとして兵士達に愛玩されるようになった。このゾウガメのその後については複数の異なる文献が残っており、152年の飼育の後に1918年に死亡した「マリオンのゾウガメ」と呼ばれる個体(マリオンという名ではなかったとされる)の記録と、本種の亜種であるセーシェルゾウガメの雌の個体「マリオン」が、前述の「マリオンのゾウガメ」と同様の経緯でモーリシャスに持ち込まれ、1918年に砲台からの転落事故で死亡した記録が残っている。こちらのマリオンは捕獲当時30から50歳と推定されており、1918年の死亡時には地球上で最高齢の生物として認知されていた。また、自らの種が1790年代後半に絶滅して以降、120年余りを地球上最後の個体として生き延びた逸話とともに語られる事でも知られている。
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