マラスキーノ‐チェリー【maraschino cherry】
マラスキーノ・チェリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/31 15:27 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2023年1月)
|

マラスキーノ・チェリー(Maraschino cherry)は、カクテルやアイスクリーム、パフェなどの添え物としてよく使われる、砂糖漬けされた甘いチェリー[1]。
概説
マラスキーノ・チェリーは、色の薄いチェリー(ロイヤルアン種、レイニアー種、ゴールド種など)から作られる。収穫したチェリーをまず塩水に漬け、それから着色剤、シロップ、アルコール、香味料などに漬け込む。赤く染めたチェリーはアーモンドの、緑に染めたチェリーはミントの香りを付けることが多い。
「マラスキーノ」は、チェリーの1種であるマラスカ種と、それから作られるリキュール(以前はこれにチェリーを漬け込んだ)に由来する。元々は王族や裕福な人々のための愉しみとして生産・消費されていたこのチェリーは、19世紀に初めてアメリカに輸入され、高級なレストランで供された。20世紀になるころには、アメリカの生産者は現在のようにチェリーにアーモンドのエキスで香り付けするようになった。1920年代の禁酒法時代に、オレゴン州立大学の園芸学の教授であったアーネスト・ウィーガンドが、現在のようにアルコールでなく塩水を用いる方法を考案した。したがって、現在のマラスキーノ・チェリーは、アルコール飲料の「マラスキーノ」とは歴史的な意味でしか関連をもたない。
脚注
- ^ “ティモシー・シャラメが食べた「人間の肉」、その正体は何だった? - フロントロウ | 楽しく世界が広がるメディア”. front-row.jp. 2023年2月14日閲覧。
「マラスキーノチェリー」の例文・使い方・用例・文例
マラスキーノ‐チェリーと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- マラスキーノ‐チェリーのページへのリンク