マザー賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/30 15:15 UTC 版)
Muthaは母(Mother)を意味するスラングで、トロフィーが信楽焼の子連れの雌の狸であるからと推定される。アメリカ海軍やアメリカ政府が定めた正式な褒賞ではない。 毎年、初夏にオシアナ海軍航空基地で開催される大西洋ストライクファイターボール・スポーツ週間の最後に授与される。受賞した飛行隊には、信楽焼のトロフィーと「MUTHA TANUKI」と書かれた革製表紙のバインダーが託される。 立案者は、フレッド・ネビット(Fred Nevitt)、デイル・キンブル(Dale Kimble)、ボブ・ファーガソン(Bob Farguson)の3名の中佐で、3名ともアメリカ海軍空母の艦隊防空を担っていた艦上戦闘機F-8の教官パイロットであった。彼らは立案時、太平洋艦隊のF-8機種転換飛行隊VF-124に所属しており、同賞の設立により、戦闘機パイロットの士気を高める目的があったとみられる。 当初は、太平洋艦隊のF-8飛行隊のみを対象としていたが、機種改変が進むにつれてF-14、F-18E/F飛行隊を対象とするようになった。
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