ポンチョ・ミニ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:13 UTC 版)
2013年に開催された第43回東京モーターショー2013に、日野自動車はEVコンセプトカーとして「小型EVコミュニティバス 日野ポンチョ・ミニ」を出展。これは100%日野オリジナルのEVポンチョで、パワートレインをコンパクト化して前輪駆動を採用し超低床化を実現した「小型EV商用車プラットフォーム」を採用していた。 さらなる狭隘路線での使用を想定し、ポンチョより一回り小型の11人乗りとした(寸法は後述)。充電口は前面に設けられている。超薄型バッテリーを客室床下に収納し、リアにエンジンを持たないため最後部まで完全なフルフラットノンステップを実現した。側面の1か所のほか、マイクロバスのように背面にも観音開きの扉を有し、車椅子やベビーカーは後部扉のスロープ板から乗降する。そのため座席は横向きシートで向かい合わせに配置され、後部座席はない。 日野自動車は東京モーターショー2013に、プラグインハイブリッドバス「メルファ プラグインハイブリッド」、衝突被害軽減ブレーキやドライバーモニターを装備した「セレガ 先進安全技術搭載車」を同時出展したが、いずれものちに市販化されている(詳細は各車種の記事を参照)。 しかし、2021年6月9日に発売予定が発表された「ポンチョZ EV」は、日野オリジナルのコンセプトモデル「ポンチョ・ミニ」の市販化ではなく、中国BYD製小型EVバスのOEM車が市販されることになった。 主要諸元 全長:4.915m 全幅:1.89m 全高:2.245m 乗車定員:11人
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