ボラ (竜)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/30 07:57 UTC 版)
ボラ (英: Bolla, Bullar) とは、南アルバニアアルタナイン族の間で知られている竜または竜人で、古いアルバニアの民話に登場する[1]。「Bullar」表記の場合は「ブラー」と呼ぶ。竜の場合は蛇の鱗、4本の脚、小さな翼をもつ。
解説
ボラは聖ゲオルギオスの日(4月23日)しか起きることができないが、この日に最初に見つけた人間を捕食するという[1]。
12年たつとボラはさらに進化しクルシェドラ (kulshedra) という竜になる[1]。ボラからクルシェドラとなるときはさらに9つの舌が生え、より大きな翼になり、炎を吐くことが出来るようになり、背中に突起が生えるという。
クルシェドラはギリシア神話のヒュドラに似たメスの多頭竜である。クルシェドラは、水不足や豪雨を引き起こすばかりか、人間を差し出すよう求めてくるという。クルシェドラは井戸や泉に棲むが、水車場に潜んでいることもある。クルシェドラの総称を「プシュドラ」という[2]。
クルシェドラを倒せるのはドラゴニだけであると言われている。ドラゴニとは、牡牛や雄鶏であったり人間であったりする。人間として生まれてきたドラゴニは、脇の下に羽が生えているが、通常は他の人間と同様に暮らしている。彼らは悪天候になると、それを引き起こしたクルシェドラと戦うという[2]。牡牛のドラゴニと共闘して戦う場合もある。
脚注
参考文献
- ローズ, キャロル「ボラ」『世界の怪物・神獣事典』松村一男監訳、原書房〈シリーズ・ファンタジー百科〉、2004年12月、402頁。ISBN 978-4-562-03850-3。
- 「クルシェドラとドラゴニの戦い」『世界の民話 16 アルバニア他』小沢俊夫編、飯豊道男訳、ぎょうせい、1978年5月、143-144頁。 NCID BN01301325。
※以下は翻訳元の英語版記事での参考文献である
- Lurker, Manfred (1984). The Routledge Dictionary of Gods and Goddesses, Devils and Demons, Taylor & Francis e-Library. p.35
関連項目
「ボラ (竜)」の例文・使い方・用例・文例
- ボランティア団体で積極的な役割を果たす
- 政府はその計画に多くのボランティアを参加させた
- 彼女はこのごろボランティアの仕事に忙しい
- ジョンはボランティア活動に従事している
- 調子がよくない時以外はボランティアとして私たちを手伝ってください
- きみはボランティアのリストから除外されている
- ボランティア活動のために時間を作る
- ボランティアの方を募っています.ためらわずに申し出てください
- 「ボランティア」ということばを聞いて何が心に浮かびますか
- 奉仕活動をする人,ボランティア
- ボランティアの仕事をする,社会奉仕をする
- 彼はボランティア活動に興味を持っており,さらによいことに,3カ国語が話せる
- 彼らは赤十字のためにボランティア活動をしている
- Xが災害時のボランティア活動には必要だ
- 彼はかつて、ボランティアで日本に4年住んでいました
- プロジェクトのためのボランティアを募集すること。
- しかし、子どもたち向けのゲームを取り仕切ったり、飲み物を注文したりしてくれるボランティアを募集しています。
- ボランティアがイベントを支えている。
- その車はボラードに衝突した。
- ボランタリズムの意識が地域に広がった。
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