アンチボット
【英】anti-bot
アンチボットとは、ボットと呼ばれるマルウェアの監視・検出・駆除に特化したセキュリティ対策ソフトウェアのことである。
ボットはコンピュータシステムを悪用する目的で侵入する不正プログラムの総称であり、侵入を受けたコンピュータは遠隔操作され、ボットネットの一部として、DoS攻撃やブルートフォース攻撃の踏み台にされたり、情報を窃取されたりといった害を被る。亜種の発生ペースが非常に早く、感染経路も多様であるため、従来のウィルス対策ソフトで万全を期することは難しく、また、ボットの侵入を受けた際の被害は深刻なものとなりやすい。
アンチボットの多くは、ヒューリスティックスキャンを用いて、コンピュータシステム内で不審な挙動や通信を行っているプログラムがないかどうかを常時監視している。これによって未知のプログラムも検出し被害を未然に防ぐことを可能にしている。
アンチボットを提供しているセキュリティベンダーの例として、シマンテック、アズジェント、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズなどを挙げることができる。
参照リンク
ボットとは - (サイバークリーンセンター)
ボット対策について - (独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター)
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