ホイールパーク式駐車ブレーキ

大車林

ホイールパーク式駐車ブレーキ

英語 wheel park type parking brake

中・大型車で、センターブレーキに対してホイールに効く駐車ブレーキのことを意味し、スプリング力を利用するシステムを呼ぶ。ブレーキチャンバー内の圧縮スプリング力が、ウエッジを介して機械的にホイールシリンダーのピストンを外側に押し出し、制動力を発生させる。解除はチャンバー内にエアを入れてスプリングを圧縮し、元にもどす。通称スプリングブレーキとも呼ぶ。制動力の段階的制御はできない。走行中になんらかの原因でリヤエアタンクの圧力が規定値以下になったとき、自動的にチャンバーのエアを大気中へ排出し、ブレーキを作動させるためエアブレーキの安全装置ともなる。安全規制の強化により、センターブレーキからの移行が進んでいる。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。