ペルシア湾におけるMIO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/08 15:40 UTC 版)
「海上阻止行動」の記事における「ペルシア湾におけるMIO」の解説
イラク周辺海域であるペルシア湾におけるMIO(Maritime Interception Operation)は、1990年の8月以降、イラクのクウェート侵攻を受けて一連の安保理決議(決議661号、決議665号、決議687号、決議986号)の履行措置(詳しくは湾岸戦争を参照)として実施され、現在も継続されている。その目的は、イラクからの輸出入を厳格に監視することにある。現在、輸出入は解禁されているがペルシア湾近海を運航する商用船の臨検は引き続き行われている。 イラクにおけるMIOは多国籍軍により行われており、15の国が参加しているが、2002年1月以降、その性格は少し変容する。MIOを主導する米第5艦隊所属のMIF(Multinational Interception Force: 多国籍海上阻止行動部隊)が加わり、その任務内容が強化されたのである。この強化により、イラクにおけるMIOはイラクの港を出入りするすべての商用船に対する立入と臨検を行えるようになった。
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