ペルシア文字との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 17:40 UTC 版)
「ウルドゥー文字」の記事における「ペルシア文字との違い」の解説
そり舌音を表すために、以下の3文字が追加されている。 文字ٹ ڈ ڑ 音価ʈ ɖ ɽ 35番目の ہ (chōṭī hē) は、字形が(とくに頭字形で)ペルシア文字のもの(ه)と異なっている。 36番目の ھ (dō cašmī hē。dō cašmī は「めがね」を意味する) は、子音字と組み合わせて帯気音をあらわすために使用する。単独の字形はペルシア文字の ه の頭字形に似ており、繋げて書いた際も頭字形と中字形は同じ形だが、尾字形は ه の場合と違って中字形と同じ形になる。 文字کھ گھ چھ جھ ٹھ ڈھ ڑھ تھ دھ پھ بھ مھ نھ رھ لھ يھ 音価kʰ gʰ tʃʰ dʒʰ ʈʰ dʒʰ ɽʰ t̪ʰ d̪ʰ pʰ bʰ mʰ nʰ rʰ lʰ jʰ 33番目の ں (nūn-e-γunna, 点のない ن)は、鼻母音を表すためにあるが、語末以外では通常の ن を使用する。 38番目の ے (baṛī yē) は、語末の母音 eː, ɛː を表すが、語末以外では通常の ی を使用する。 現代ペルシア語では غ と ق が同音になっているが、ウルドゥー語では両者を区別する。ただし実際には ق は k (閉鎖音の前では x, ɣ)に合流していることが多い。
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