ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団への評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 14:09 UTC 版)
「オーレル・ニコレ」の記事における「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団への評価」の解説
セルジュ・チェリビダッケが首席指揮者を務めていた時代のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団について、ニコレは「高度な教育をまったく受けたことのない音楽家も含まれていました。ナチ時代に入って優秀な教師がいなくなり、次に戦争が始まって、あとに続くべき多くの若手音楽家が前線に駆りだされ、音楽を学ぶ時間などなかったのですから!当時のベルリン・フィルでは、正確なリズムがきちんと守られているとは言えませんでした」と述べている。また、ベルリンフィルの音楽監督を務めたヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮については「破壊されつくしたベルリンに、カラヤンは音楽でもって無傷の世界を作ろうと努力した。彼の演奏は、響きがすべて丸みを帯び、異様に美しかった。けれど私には、いつもほんの少しクリームソースがかかっているように聞こえた」と評した。
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