ベネトン2年ぶりの勝利
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 07:35 UTC 版)
「1997年のF1世界選手権」の記事における「ベネトン2年ぶりの勝利」の解説
前年シーズン未勝利に終わったベネトンであったが、追い打ちをかけるようにこの年はマシンデザイナーのロリー・バーンとロス・ブラウンもシューマッハを追うようにフェラーリに移籍する事態が起こっており、チーム力の低下が目立った。そんななか、第13戦イタリアGPではジャン・アレジがPPを獲得し、第10戦ドイツGPではゲルハルト・ベルガーがハットトリック(PP、FL、優勝)を達成し、チームに2年ぶりの勝利がもたらし、コンストラクターズも3勝を挙げたマクラーレンを凌いで3位に入った。ベルガーは慢性的な蓄膿症の手術のため第7戦カナダGPから第9戦イギリスGPまでを欠場し、テストドライバーのアレクサンダー・ヴルツが代わりに出走、イギリスGPでは3位表彰台を獲得するなどデビューを果たしている。しかし、シーズン終了後に最高責任者であるフラビオ・ブリアトーレを解雇し、外部からプロドライブのデビッド・リチャーズを招聘することを決定。ドライバーもベルガーが休養を宣言する形で引退。アレジとの契約更新も行わず、ヴルツを昇格させ、ジョーダンからジャンカルロ・フィジケラを獲得。チーム代表、デザイナー、ドライバーを刷新することとなった。
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