ベトナム語の助数詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 09:25 UTC 版)
ベトナム語をはじめとする東南アジアの言語では、語族にかかわらず助数詞を多用する言語が多い。 ベトナム語の助数詞の使い方は中国語とよく似ている。語順も似ているが、指示詞(この・その・あの・どの)は名詞の後ろにつく。 日本語と同様にベトナム語にも中国語から借用した数詞と固有語の数詞があるが、前者は特定の語でしか用いられず、たとえ助数詞が漢語に由来するものであっても、固有語の数詞とともに使用する。例:「bốn (4) quyển (冊) sách (本) này (この)」。bốn は固有語、quyển は漢語「巻」。 特によく使われる助数詞として、動かない物一般に使う cái と、動く物(動物など)一般に使う con がある。 ベトナム語で助数詞のつかない名詞は「……というもの」のような一般的な意味になることが多く、具体的なもの・特定のものを表すには助数詞をつける。
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