プロバイダとネットニュース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 04:06 UTC 版)
「ネットニュース」の記事における「プロバイダとネットニュース」の解説
ニュースを読むには、ニュースリーダと呼ばれるソフトウェアを利用する必要がある。主なソフトでは、電子メールクライアントソフトである Microsoft Outlookや Mozilla Thunderbird がニュースリーダの機能を兼ねているほか、様々なニュースリーダが存在する。また、Netscape Navigatorなどニュース閲覧機能を搭載したwebブラウザも存在した。 ニュースサーバは配送する全ての記事を保存しなければならないため多くのディスクスペースを必要とする。そのため、記事の保存期間は通常1週間-1ヶ月程度が多い。ニュースサーバによっては数日程度のところもある。 以前は、ほとんどのプロバイダが契約者向けにニュースサーバを提供していたが、最近では設定の複雑さ・維持費の高さ・利用者減のため、ニュースサーバの提供を中止したり、または当初より提供していないプロバイダが多い。日本では、BIGLOBE、@nifty、DTI、ODN、IIJ、Yahoo! BB、au one net(旧DION)、So-net 、ぷらら、ASAHIネット、OCNなど主要プロバイダの多くがニュースサーバの提供を取り止めたか、当初から提供していない。 ニュースサーバを提供しているプロバイダでも、ニュース関連のサービスを専門のサイトに外部委託しているプロバイダもあり、また、配送するニュースグループを制限している場合がほとんどである。多くの場合制限されるのは、外国語で議論されるニュースグループや、主に実行ファイルや画像ファイルが投稿される alt.binaries 下のニュースグループである。 インターネットに接続できても利用できるニュースサーバが無いユーザーのために、ニュースサーバを提供するサービスも存在する。国内では、さくらインターネットがニュース購読サービスと称してニュースリーダーで購読するためのNNTP接続を提供していたほか、グーグル社のGoogleグループにおいて、通常のウェブブラウザ上での購読を可能にしている。ブラウザベースのものについてはニュースリーダと比べて使いやすいとは言えないものの、記事を検索するのに便利である。
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