プラスチック表面改質技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:59 UTC 版)
「深江化成」の記事における「プラスチック表面改質技術」の解説
プラスチックにプラズマやUVなどを照射することで表面の分子性状を変化させ親水性や吸着力を付与することができる。もともとプラスチックは疎水性の表面特性を持つが、これを改質して親水性を付与するとプラスチックで作った溝に毛細管現象で溶液を染みこませたり、培養する細胞の足場としたりできるようになる。また、表面に強い極性を持たせることで接着剤を使用せずに接合することができるようになり、医療用途で期待されながら接着が難しかったCOP樹脂やCOC樹脂の貼り合わせ加工が可能になった。プラスチック表面改質技術を利用した主な上市製品としては、接着細胞用細胞培養プレートがある。
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