ブータンからの追放
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/18 22:06 UTC 版)
詳細は「ブータン難民」を参照 1980年代以降、政府は違法移民だと主張し、100,000人以上のローツァンパをブータンから強制退去させた。1988年から1993年の間、民族的・政治的な抑圧を受けたとし、その他に何千人ものローツァンパが出国した。1990年に南ブータンの過激な反政府組織は、民主主義の拡大とマイノリティを尊重するよう強硬に主張した。同年に、ほとんどがローツァンパで構成されたブータン人民党(英語版)はブータン政府に対して暴力運動を開始した。このような不穏な状況がもとで、多くのローツァンパがブータンを去った。ブータンを去ったローツァンパの多くは、ネパール国内の7箇所の難民キャンプ (2010年1月20日時点で、85,544人が難民キャンプに居住している) に入るか、インド国内で働くかをした。2008年のアメリカ合衆国国務省による推計によれば、排除されたブータン難民を国民として算入すると、ブータンの人口の約35%がローツァンパとなる。
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