ブロック・ダイクゾーンとは? わかりやすく解説

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ブロック・ダイクゾーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 08:34 UTC 版)

ブロック・ダイクゾーン
Brock Dykxhoorn
統一ライオンズ #50
基本情報
国籍 カナダ
出身地 オンタリオ州ゴドリッチ
生年月日 (1994-07-02) 1994年7月2日(31歳)
身長
体重
6' 8" =約203.2 cm
250 lb =約113.4 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2014年 MLBドラフト6巡目
初出場 KBO / 2019年3月26日
CPBL / 2020年8月1日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム カナダ
プレミア12 2019年
獲得メダル
男子 野球
カナダ
パンアメリカン競技大会
2015年

ブロック・デビッド・ダイクゾーン(Brock David Dykxhoorn、1994年7月2日 - )は、カナダオンタリオ州ゴドリッチ出身のプロ野球選手投手)。右投右打。中華職業棒球大聯盟(CPBL)の統一ライオンズ所属。

経歴

アストロズ傘下時代

2012年MLBドラフト20巡目(全体622位)でシンシナティ・レッズから指名されたが、これを拒否してウェストバージニア大学へ進学。その後、アリゾナ州クーリッジ英語版セントラル・アリゾナ・カレッジ英語版に転入してプレーを続けた。

2014年MLBドラフト6巡目(全体166位)でヒューストン・アストロズから指名を受け、入団。傘下ルーキー級グリーンビル・アストロズ英語版に配属された。

2015年シーズンは傘下A級クアッドシティーズ・リバーバンディッツ英語版に昇格し、シーズンを通して同チームでプレーした。また、同年に開催された2015年パンアメリカン競技大会男子野球カナダ代表にも選出され、同大会では金メダルを獲得した。

その後、アストロズ傘下のマイナーリーグでは2018年までプレーし、最高で傘下AAA級フレズノ・グリズリーズまで昇格した。最終年となった同年は5月にAAAに昇格後14試合に登板して6勝3敗、防御率4.60の成績を残した。

SK - ロッテ時代

2018年11月13日にアストロズから自由契約となり、その3日後の11月16日に退団したメリル・ケリーの代替選手としてKBOリーグに加盟するSKワイバーンズと契約[1]

2019年は5月までに12試合に登板し3勝2敗、防御率3.56の成績を残していたが、先発陣強化のためヘンリー・ソーサを獲得することになり、外国人枠の都合で6月3日に自由契約となった。その6日後の6月9日ジェイク・トンプソンの代替選手としてロッテ・ジャイアンツと契約[2]。同年は最終的にSKとロッテの2球団通算で29試合に登板して6勝10敗、防御率4.34の成績を残したが、シーズン終了後に自由契約となった。オフには2019 WBSCプレミア12のカナダ代表に選出され、大会では11月8日のオープニングラウンド第3戦・対オーストラリア戦(高尺スカイドーム)で先発登板し、6回1失点の内容で勝敗はつかなかった[3]

統一時代

2020年6月23日中華職業棒球大聯盟(CPBL)に加盟する統一ライオンズと契約を結んだことが発表された。登録名は布雷克。この年は13試合に登板して5勝3敗、防御率5.68の成績を残した。統一が進出した同年の台湾シリーズでは、1勝3敗と追い込まれていた11月5日の第5戦(台南市立野球場)に先発登板して完封勝利を収めた。統一はこの後第6、7戦にも連勝して逆転優勝を飾り、シリーズ優秀選手に選ばれた。

2021年シーズンは7月と10月の2度月間MVPを受賞するなど安定した成績を残し、最終的に27試合に登板して17勝4敗、防御率1.83を記録。同年の最多勝利(勝投王)のタイトルを受賞した。

2022年シーズンは8月までに12試合に登板し3勝3敗、防御率2.96の成績を残していたが、椎間板ヘルニアを発症し戦線離脱。母国に帰国せず台湾で治療することを選択し、国立成功大学附属病院で手術を受けた。12月17日に統一と再契約し残留することが発表された[4]

2023年は故障から復活。25試合に先発出場し、10勝7敗1完封、防御率2.83の成績を挙げ、チームをプレーオフ進出に導いた[5]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2019 SK 12 12 0 0 0 3 2 0 0 .600 280 65.2 65 7 18 0 2 58 1 0 29 26 3.56 1.26
ロッテ(G) 17 16 0 0 0 3 8 0 0 .273 369 83.2 99 8 22 1 4 59 3 1 52 46 4.95 1.45
'19計 29 28 0 0 0 6 10 0 0 .375 649 149.1 164 15 40 1 6 117 4 1 81 72 4.34 1.37
2020 統一 13 12 0 0 0 5 3 0 0 .625 302 69.2 69 6 28 0 5 48 3 0 45 44 5.68 1.39
2021 27 26 5 3 1 17 4 0 0 .809 699 181.2 124 7 37 0 6 157 3 0 41 37 1.83 0.89
2022 12 12 0 0 0 3 3 0 0 .500 299 73.0 68 8 11 0 2 50 0 0 27 24 2.96 1.08
2023 25 25 1 0 0 10 7 0 0 .588 622 149.2 134 11 39 0 7 104 8 2 52 47 2.83 1.16
2024 21 19 0 0 0 8 4 0 0 .667 500 122.0 107 7 34 0 5 95 2 0 41 35 2.58 1.16
KBO:1年 29 28 0 0 0 6 10 0 0 .375 649 149.1 164 15 40 1 6 117 4 1 81 72 4.34 1.37
CPBL:5年 98 94 6 3 1 43 21 0 0 .672 2422 596.0 502 39 149 0 25 454 16 2 206 187 2.82 1.09
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル

CPBL

表彰

CPBL

背番号

  • 61(2019年)
  • 50(2019年 - )

脚注

  1. ^ SK Wyverns sign Canadian pitcher Dykxhoorn”. 聯合ニュース英語版 (2018年11月16日). 2023年1月4日閲覧。
  2. ^ Last-place baseball club replaces American starter with Canadian right-hander”. 聯合ニュース英語版 (2019年6月9日). 2023年1月4日閲覧。
  3. ^ Box Score”. wbsc.org. 2023年1月4日閲覧。
  4. ^ Uni-Lions Re-Sign Brock Dykxhoorn for 2023 Season”. CPBLStats (2022年12月17日). 2023年1月4日閲覧。
  5. ^ 布雷克3度率獅隊打進季後賽 本季樂天唯一開轟打者沒被帶進名單”. 三立新聞網 (2023年10月27日). 2024年1月25日閲覧。(中国語)

関連項目

外部リンク




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