ブレーク‐ポイントとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > ビジネス > 新語時事用語辞典 > ブレーク‐ポイントの意味・解説 

ブレークポイント

別名:ブレイクポイント
英語:break point

株価為替レートなどが、レンジ相場から下降トレンド、あるいは、上昇トレンド転換する際の価格のこと。

ブレークポイントは、レンジ相場下値上値2つ価格設定される下値支え価格帯支持線サポートラインという。また、上値抑える線を抵抗線レジスタンスラインという。

ブレークポイントの支持線を上から下へ突き抜ける下降トレンド転換することが多い。また、抵抗線を下から上へ突き抜ける上昇トレンド転換することが多い。

ブレーク‐ポイント【break point】

読み方:ぶれーくぽいんと

テニスで、レシーブ側のゲームポイントのこと。


ブレークポイント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 00:51 UTC 版)

Eclipseのデバッグインタフェースで、プログラムがブレークポイントで停止している様子

ブレークポイント: breakpoint)は、ソフトウェア開発デバッグ作業において実行中のプログラムを意図的に一時停止させる箇所である。ENIACプログラマであるベティ・ホルバートンが考案した[1]

概要

ブレークポイントの指定機能は多くのデバッガに備えられており、これを用いることでプログラムの任意箇所への到達を自動的に捕捉できる。ブレークポイントでの停止後、プログラマは通常のデバッグ作業同様に実行環境(メモリレジスタログ、ファイルなど)を観察し、プログラムが期待通りに機能しているかどうかを判断する。

通常、ブレークポイントにはプログラムの実行を中断させるかどうかを決定する1つ以上の条件を設定できる。

最も一般的なブレークポイントは、指定した命令を実行する前にプログラムの実行を停止する。これを「命令ブレークポイント」などと呼ぶ。

また、メモリの特定領域の読み込み、書き込み、更新をトリガーとして停止させる場合もある。これを「データブレークポイント」あるいは「ウォッチポイント」などと呼ぶ。

他にも時刻を指定する方式のブレークポイント、キー入力などをトリガーとするブレークポイントがある。

CPUの多くはブレークポイントをハードウェアでサポートしている。このハードウェアには、分岐遅延スロットにある命令にはブレークポイントを設定できないなどといった制限がある場合もある。そのような制限はマイクロアーキテクチャに起因するもので、プロセッサによって様々である。大まかに言えば、ブレークポイントに到達すると例外を発生し、それによってデバッグ対象プロセスを実行できない状態に遷移させ、デバッガプロセスに制御を移す。

ハードウェアがサポートしていない場合、デバッガでソフトウェア的にブレークポイントを実装する必要がある。命令ブレークポイントの場合、単にブレークポイントを設定したい命令を別の命令(例、x86の場合、ブレークポイント用途の INT3 命令英語版)に置換すればよい[2]。一方、データブレークポイントを純粋にソフトウェアで実現しようとすると、デバッグ対象アプリケーションの性能が大幅に低下することがある[3]。ただし、性能の極端な低下はCPUのシングルステップ実行によりデータブレークポイントにおけるデータ書き換えを一命令の実行ごとに検出する実装の場合に生じる。ページング方式の仮想記憶をサポートしているOSであれば、データ書き換えの検出は対象データを含むページを書き込み禁止にしてトラップを発生させることによっても実装可能である。仮想記憶自身でも同様の機能が必要なことから、この方式は性能低下が少ない。

プログラミング言語の実装によっては、デバッグ機能を他のプログラムに公開している場合もある。例えば、FORTRANの一部の方言には AT 文があるが、これは元々は命令ブレークポイントのためのものだった。Pythonには Python プログラムからアクセス可能なデバッガが実装されている[4]。このような機能を乱用するとcomefrom文のような機能が実装できる[5]

脚注・出典

  1. ^ Abbate, Janet (2012), Recoding Gender: Women's Changing Participation in Computing, MIT Press, p. 32, ISBN 9780262018067 
  2. ^ 田辺 1983, p. 82.
  3. ^ GDB Internals -- Watchpoints
  4. ^ Python Library Reference: The Python Debugger
  5. ^ entrian.com - goto and comefrom for Python

参考文献

  • 田辺皓正編著『マイクロコンピュータシリーズ15 8086マイクロコンピュータ』丸善株式会社、1983年4月30日。 

ブレークポイント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/01 15:37 UTC 版)

インサーキット・エミュレータ」の記事における「ブレークポイント」の解説

ICEでは、CPUプログラム実行停止させる所をブレークポイントと呼び強制ブレークの他にブレークポイントを指定してブレークさせることが可能である。プログラム任意の命令ブレークさせる機能はソフトウェアデバッガにも存在するが、ICEハードウェアによりブレーク実現するため、様々なブレークポイントを指定することが可能になるICEには以下のようなブレークがある。 実行ブレーク(指定され命令実行する前にブレーク発生する。ソフトウェアデバッガのブレークポイントと同等) 実行ブレーク(指定され命令実行した後にブレーク発生する) メモリ操作によるブレーク(指定したアドレスデータアクセスした時にブレーク発生する) カウントブレーク(または、カウンタブルブレーク。上記ブレーク発生条件指定され回数発生した時点ブレーク発生する) トレース終了ブレーク(下記プログラムトレース終了した時点ブレーク発生する)

※この「ブレークポイント」の解説は、「インサーキット・エミュレータ」の解説の一部です。
「ブレークポイント」を含む「インサーキット・エミュレータ」の記事については、「インサーキット・エミュレータ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ブレーク‐ポイント」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ブレーク‐ポイント」の関連用語

ブレーク‐ポイントのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ブレーク‐ポイントのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
新語時事用語辞典新語時事用語辞典
Copyright © 2025 新語時事用語辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのブレークポイント (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのインサーキット・エミュレータ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS