ブリュッヘンとラ・フォリアとは? わかりやすく解説

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ブリュッヘンとラ・フォリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 05:26 UTC 版)

フランス・ブリュッヘン」の記事における「ブリュッヘンとラ・フォリア」の解説

ブリュッヘンはテレフンケン・レーベル(現テルデック)より発売され12全集、それにSEONレーベル(現ソニー・クラシカル)への録音やフィリップス・レーベルでの18世紀オーケストラとの共演など、数多くCDリリースしている。しかしリコーダートラヴェルソ奏者としてブリュッヘンを見るなら、その中で最も高く評価されているのはコレルリの「ラ・フォリア」(作品5の12)の録音だろう。この曲は元々ヴァイオリン通奏低音のために書かれた曲だが、出版後すぐに、当初一般家庭普及していたリコーダーのための編曲出版されている(1702年ウォルシュ版)。 ブリュッヘンもこの楽譜用いて1967年テレフンケン録音残し、「ラ・フォリア・ブーム」の火付け役となった。しかし、より高い評価受けたのは引退直前1980年にSEONレーベル残した録音である。ここでブリュッヘンは演奏容易にするために編曲されウォルシュ版を批判しリコーダー音域技法最大限生かした編曲を自ら書き下ろしている。その改善点多分に見受けられるが、メロディーライン回復管楽器では演奏不可能な重音の処理が特筆すべき点である。なお、両者とも共演者グスタフ・レオンハルトチェンバロ)およびアンナー・ビルスマチェロ)。収録されているCDには下記のようなものが挙げられる一部廃盤のものを含む)。 「涙のパヴァーヌリコーダー名曲集」(テルデック) 「ラ・フォリアオリジナル楽器によるブロックフレーテ曲集4」(テルデック) 「Frans Brüggen Edition Vol.2 ~ Italian Recorder Sonatas」(テルデック) 以上、1967年録音のもの 「コレッリラ・フォリアソナタ作品5の7〜12」(BMGSONYCorelli / Sonatas Op.5 Nos.7-11, La Follia」(ソニー・クラシカル) 以上1980年録音のもの

※この「ブリュッヘンとラ・フォリア」の解説は、「フランス・ブリュッヘン」の解説の一部です。
「ブリュッヘンとラ・フォリア」を含む「フランス・ブリュッヘン」の記事については、「フランス・ブリュッヘン」の概要を参照ください。

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