ブラチスラヴァ馬車鉄道駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 02:36 UTC 版)
「ブラチスラヴァ-セレジュ市街間馬車鉄道」の記事における「ブラチスラヴァ馬車鉄道駅」の解説
1840年に完成したブラチスラヴァ馬車鉄道駅(Bratislava stanica konskej železnice)は本線から分岐した頭端式ホームを持つターミナル駅の構造を持っていた。レギオナールスカ通り・クリージュナ通り交差点に現在も残る駅舎は宮殿の建築様式を取り入れたもので、ブラチスラヴァ市内で最も古い建築物の一つとされる。現存するこの時代のこうした建築物はヨーロッパ各地でもあまり見られず、「プレスブルクの珍品」とも称されている。 長年にわたり所有者が次々と代わり、老朽化が激しくなったため取り壊される可能性もあったが、ブラチスラヴァ市に本社を置く保険会社のゲネラリ・スロバキア保険株式会社(Generali Slovensko poisťovňa, a.s.)が保存を目的に購入し同社の地域本部として使用した。さらに2009年、ブラチスラヴァ市が周辺を緑地公園とする計画で約115万ユーロで買い取り、外壁を開業当時の色に塗り直すなどの復元作業を進めている。
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