フレーム内処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/17 14:21 UTC 版)
フレーム内処理では、静止画での画質向上と同様に、簡単に1フレームごとに輪郭補正やドットノイズ消去といった処理を行ない、動画特有の時間軸方向での演算処理は行なわれない。主に輝度信号での処理を行なう。もっとも、単純に線形フィルタをフレーム内の全画素に当てはめると、得られる高解像度画像は新たな画素が元画素の間で平均化されただけのぼんやりした画質となってしまい真の高解像度とはいえない。このため、例えば、元となる画像を、細部が細かく変化するテクスチャ部、テクスチャ部の輪郭部、画素の変化が乏しい平坦部の3つに分けて、テクスチャ部には何らかの画質改善処理をほどこし、輪郭部はエッジ強調処理を、平坦部はそのままにするという異なる操作を行なうことで遠近感を高める工夫をするようなこともある。
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