フルウィング側面二枚折り仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 05:55 UTC 版)
「日本のコンテナ輸送」の記事における「フルウィング側面二枚折り仕様」の解説
#セミウィング仕様の最大の欠点である、重い下半分アオリ戸の開閉作業をする作業員(特に荷役作業も兼任するトラック運転手)のさらなる負担軽減を含む、作業時間効率化のために、31 ft形をベースとして日通商事が特許を取得して開発し、日本通運が2000年に始めてU47A-38000番台として登録した通称、「ECO LINER(エコライナー) 31」形コンテナである。登場初期は複雑な構造ゆえに故障も多く発生していたが、その便利性と効率の良さから改良され、また登録個数も現代の深刻な運転手不足を反映して、数多くの事業者に好んで採用され続けている。 また業界団体である全国通運連盟が、導入を検討する企業等へお試し輸送での貸し出しと、宣伝・展示用のために所有する、U48A-38001を使って全国各地の貨物駅での展示会他、大型イベントホールなどでの各種物流関連イベント等でも積極的にアピールして、普及拡大を図っている。さらに近年の深刻な人手不足による路線便トラック輸送等から、これらのコンテナ輸送へシフトしやすくさせるために、コンテナの導入条件にもよるが、国(国交省)や関連団体などからも各種補助金の優遇制度が充実してきているために、今後このタイプの増加も予想される。 ウィキメディア・コモンズには、フル・ウイングコンテナに関するメディアがあります。
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