フランツ・リストによる編曲
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「ユリウシュ・ザレンプスキ」の記事における「フランツ・リストによる編曲」の解説
作品2「ポーランド舞曲集 第1集 3つのガリツィア舞曲」と作品4「ポーランド舞曲集 第2集 4つのマズルカ」はもともとピアノ連弾曲であるが、前者の第2曲と第3曲、および後者の第2曲をフランツ・リストがオーケストラ編曲している。この編曲は、1882年5月4日にブリュッセルで初演された後、自筆譜が行方不明になっていたため、存在のみ知られた編曲であった。しかし1995年にベルギーの個人蔵からリストの自筆譜が発見され、2000年6月ブリュッセル王立音楽院にて再演された。 リストがザレンプスキ宛に送った手紙を見ると、彼はザレンプスキの作曲家としての才能を「天才だけが持つひらめき」と高く評価していた。リストの尽力により、ザレンプスキは創作期の作品のほとんどを生存中に出版することができた。ブロツワフのハイナウエル社、クランツ社、ライプツィヒのブライトコップ&ヘルテル社、マインツのショット社、ベルリンのシモン社、といったヨーロッパの名高い出版社の殿堂が彼の作品の初版を発行した。
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