フラッド_(プロデューサー)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > フラッド_(プロデューサー)の意味・解説 

フラッド (プロデューサー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/03 04:31 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
フラッド
Flood
出生名 Mark Ellis
生誕 (1960-08-16) 1960年8月16日(59歳)
出身地 イングランド ロンドン
ジャンル オルタナティヴ・ロック
ポストパンク
エレクトロニック
職業 音楽プロデューサーレコーディング・エンジニアミュージシャン
活動期間 1978年 -

マーク・エリス(Mark Ellis, 1960年8月16日 - )は、イギリスロンドン生まれの音楽プロデューサーレコーディング・エンジニアフラッドの活動名で知られる。U2ニュー・オーダーデペッシュ・モードイレイジャーナイン・インチ・ネイルズスマッシング・パンプキンズPJ ハーヴェイシガー・ロスザ・キラーズといった様々な有名ミュージシャンの作品を手がけた。

来歴

10代の頃にSeven Hertzというバンドを組み、バンドのボーカリストとして活動する。同時にその頃からロンドンのモーガン・スタジオやバッテリー・スタジオといったレコーディングスタジオのアシスタントとして働き始める。またマーカス・スタジオやトライデント・スタジオの研修生としてレコーディング技術を習得した[1]

ハウス・エンジニア(スタジオ専属レコーディングエンジニア)に昇格したフラッドは、1981年ニュー・オーダーのデビューアルバム『ムーブメント』、翌1982年にはミニストリーのデビューアルバム『ウィズ・シンパシー』のエンジニアリングを担当。その後Some Bizarre Recordsと提携し、レーベル所属のアーティスト(キャバレー・ヴォルテールサイキックTVなど)の作品のプロデュースを行うようになっていった。

Some Bizarre Recordsの次にフラッドはミュート・レコード所属のニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズやデペッシュ・モードイレイジャーなどのアーティストの作品を手がけるようになる。

1987年、エンジニアとして参加したU2の『ヨシュア・トゥリー』が世界的な大ヒットとなり、フラッドは初めての商業的成功を手に入れ、その名を知られるようになる。ナイン・インチ・ネイルズのデビューアルバム『プリティ・ヘイト・マシーン』(1989年)、『ザ・ダウンワード・スパイラル』(1994年)、デペッシュ・モードの最大のヒット作『ヴァイオレーター』(1990年)、『ソングス・オブ・フェイス・アンド・デヴォーション』(1993年)、U2の『アクトン・ベイビー』(1991年)、『ZOOROPA』(1993年)、『POP』(1997年)、スマッシング・パンプキンズの『メロンコリーそして終りのない悲しみ』(1995年)、『アドア』(1997年)、『マシーナ/ザ・マシーンズ・オブ・ゴッド』(2000年)といったイギリスアメリカ双方のオルタナティヴ系アーティストのヒット作に多く携わり、人気プロデューサーとしてミュージシャンからの厚い支持と信頼を得ている。

脚注

  1. ^ Dave Thompson, Alternative Rock, Miller Freeman Books, 2000, p. 767

「フラッド (プロデューサー)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フラッド_(プロデューサー)」の関連用語

フラッド_(プロデューサー)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フラッド_(プロデューサー)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフラッド (プロデューサー) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS