フタル酸ジイソブチルとは? わかりやすく解説

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フタル酸ジイソブチル

分子式C16H22O4
その他の名称Phthalic acid diisobutyl、Palatinol IC、Hexaplas M/1B、DIBP、パラチノルIC、ヘキサプラスM/1B、フタル酸イソブチルIsobutyl phthalate、Phthalic acid diisobutyl ester、Phthalic acid bis(isobutyl) ester、1,2-Benzenedicarboxylic acid diisobutyl ester、1,2-Benzenedicarboxylic acid bis(2-methylpropyl) ester、Phthalic acid bisisobutyl ester、Phthalic acid bis(2-methylpropyl)、Diisobutyl phthalate
体系名:フタル酸ビス(2-メチルプロピル)、ジイソブチル=フタラートフタル酸ビス(イソブチル)、フタル酸ジイソブチル、1,2-ベンゼンジカルボン酸ジイソブチル、1,2-ベンゼンジカルボン酸ビス(2-メチルプロピル)、フタル酸ビスイソブチル


フタル酸ジイソブチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/11 15:51 UTC 版)

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フタル酸ジイソブチル
識別情報
CAS登録番号 84-69-5
PubChem 6782
EC番号 201-553-2
RTECS番号 TI1225000
特性
化学式 C16H22O4
モル質量 278.35 g/mol
外観 無色粘調液体
密度 1.038 g/cm3
融点

-37 °C (236 K)

沸点

320 °C (593 K)

への溶解度 1 mg/l (20 °C)
log POW 4.11
蒸気圧 0.01 Pa (20 °C)
危険性
主な危険性 有害 (Xn), 環境汚染 (N)
NFPA 704
1
0
0
Rフレーズ R50/53 R62 R63
Sフレーズ S36/37 S61
引火点 185 °C c.c.
発火点 400 °C
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フタル酸ジイソブチル(フタルさんジイソブチル、Diisobutyl Phthalate、略号:DIBP)はイソブタノール無水フタル酸とからエステル化により製造される有機化合物である。化学式はC6H4(COOCH2CH(CH3)2)2、屈折率は1.488 - 1.492 (20 °C, D)

DIBPは無臭の熱および光に安定な可塑剤である。可塑剤としては、硝酸セルロースよりも安価であり、DBP (フタル酸ジブチル, CAS No.: 84-74-2)よりも密度や融点が低い特性を持つ。それ以外の特性はDBPと類似の為、DBPの代替物として利用される。

DIBPはセルロイド、ネイルポリッシュ、爆発物、塗料製造に利用され、あるいはメタクリル酸メチルと組み合わせて利用される。

消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[1]

脚注

  1. ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)

関連項目

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