フォルクスワーゲンの日本での呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 14:17 UTC 版)
「フォルクスワーゲン」の記事における「フォルクスワーゲンの日本での呼称」の解説
「Volkswagen」(=国民車)の標準ドイツ語発音は 「フォルクスヴァーゲン」だが、日本では "Wagen" の部分を正確なドイツ語読みではなく、慣用的な表記「ワーゲン」にしている。これはヴァ行の発音が本来無い日本語においては広く行われている(例:リヒャルト・ワーグナー、ブルーノ・ワルターなど)。 フォルクスワーゲン社の日本法人が1983年7月に『フォルクスワーゲン株式会社』として設立されたことにより、日本でのこの名称は公式なものになった。現在はフォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社に改名している。 日本では『フォルクスワーゲン』およびその短縮形の『ワーゲン』は長い間、同社の『フォルクスワーゲン・タイプ1』を指す愛称として用いられてきた。本国ドイツではこれを「カブトムシ」を意味する『ケーファー(Käfer)』と呼び、英語圏では同意の『ビートル(Beetle)』の呼称が広く用いられた。日本でも「ビートル」の愛称はよく知られている。アメリカでは『虫(バグ、Bug)』とも愛称されるが、日本ではビートルを趣味の対象とするマニア内の用語に留まっている。なおメキシコでは「Vocho」(ボッチョ:スペイン語で『虫』を意味する Bicho(ビチョ)と Volkswagen からの造語)、タイではタオ(亀)の愛称で呼ばれる。
※この「フォルクスワーゲンの日本での呼称」の解説は、「フォルクスワーゲン」の解説の一部です。
「フォルクスワーゲンの日本での呼称」を含む「フォルクスワーゲン」の記事については、「フォルクスワーゲン」の概要を参照ください。
- フォルクスワーゲンの日本での呼称のページへのリンク