フェニキア人・ローマ人・アラブ人支配下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 04:09 UTC 版)
「シェリー (ワイン)」の記事における「フェニキア人・ローマ人・アラブ人支配下」の解説
紀元前1100年頃、フェニキア人がカディスにブドウ栽培とワイン生産をもたらし、その後ヘレスにも伝えられた。古代ローマ時代にはヘレス産ワインがローマに輸送されていたが、輸送中に傷まないように煮詰められ、樹脂などを加えたワインを水で割って飲まれていた。 8世紀初頭にはアラブ人がイベリア半島全土を制圧したため、イスラーム法で原則として飲酒を禁じるアラブ人の支配下で、ヘレスのワイン生産は停滞した。しかし、レーズン(干しブドウ)を作るためにブドウ栽培は続けられ、また他地域からアルコールを蒸留する技術が伝えられた。
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