フェニキア人との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 20:32 UTC 版)
「ヘラクレスの柱」の記事における「フェニキア人との関係」の解説
ガデス島またはガデイラ島(ジブラルタル海峡の先にある現在のカディス)の東海岸の近くに「ティルス人のヘラクレス」と呼ばれるメルカルトの最西端の神殿があった(ストラボン3.5.2-3)。神殿の中にある高さ8キュビット(約4m)の2つのブロンズの柱を、この場所を訪れ、ヘラクレスに捧げものをした多くの人々は、本物のヘラクレスの柱だと広言していた——とストラボンは書いている(3.5.5-6)。しかし、ストラボンはその風説は欺瞞であると信じていて、その柱の銘にはヘラクレスのことは何一つ書かれていないと軽く触れ、あとは、フェニキア人がそれを作るのにどれだけの出費をしたかということばかり述べている。
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