フィルム・コミッションの3要件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 02:13 UTC 版)
「フィルム・コミッション」の記事における「フィルム・コミッションの3要件」の解説
JFCが定義するフィルム・コミッションの要件は、以下の通りである。 非営利の公的機関であることフィルム・コミッションは制作者との対等な立場を担保するため、撮影支援サービスに対する対価を受け取ってはならない。 フィルム・コミッションのスタッフは、フィルム・コミッションの任務を個人的な利益と対立させてはならない。 フィルム・コミッションは、地域の自治体に所属する組織または地域の自治体が活動を支援している唯一の組織である必要がある。 撮影支援の相談に対するワンストップサービスの提供トラブル等の把握、情報の集約などのため、フィルム・コミッションが一元的な相談窓口となっている必要がある。そのために、次の体制が整備されている必要がある。国や地方自治体における施設使用の許認可権を有する部局との協力体制 地域内の企業・団体・住民等との信頼関係を保ち、民間施設の撮影支援要請を仲介可能な体制 作品内容を選ばないこと表現の自由を尊重する観点から、フィルム・コミッションは検閲行為を行ってはならない。 フィルム・コミッションはロケ候補地の管理者と制作者の仲介・連絡調整を行うものであり、対象作品に対する撮影支援の可否は施設などの管理者が決定する。 ただし、作品の内容を除く条件において地域が不利益を被る場合は、この限りではない。
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