フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞とは? わかりやすく解説

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フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/03 04:58 UTC 版)

フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞(フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルトしょう、: Philipp Franz von Siebold-Preis)は、日本ドイツにおける文化および社会のよりよい相互理解の促進に貢献し、学問上すぐれた業績をあげた日本人研究者に贈られるドイツの表彰制度。 名称は、医師博物学者であったフィリップ・フランツ・フォン・ジーボルトの名に由来する。

概要

1978年にドイツ連邦共和国政府によって設立された賞で、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団より授与される。ドイツにおける日本人研究者を対象とする最も権威のある賞とされる[要出典]。受賞資格は、50歳未満でドイツ語の実務能力を有する日本人研究者である[1]

毎年、各大学の学長や過去のジーボルト賞受賞者等の推薦を元にドイツ学術交流会東京事務所が選考を行い、受賞者は6月頃、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団の年次総会に合わせ、ドイツ連邦大統領から官邸ベルリン)で直接、授与される[2]。また、副賞として5万ユーロが支給され[1]、ドイツ連邦共和国に1年間、招聘を受けて研究ができる。

創立70周年

2023年の総会は本賞を支えるアレクサンダー・フォン・フンボルト財団設立70周年[3]にあたり、ロバート・シュレーグル新会長(化学者・エネルギー専門)が就任して初の開催であった[3]。財団の助成を受けてドイツの大学に招聘され研究する80ヵ国超、700名を超える科学者や学者の参加が見込まれた。会場はベルリン自由大学、同学学長ギュンター・ツィーグラーは東西冷戦下に開学した大学にフンボルト財団会員が集まり、人的交流を進める趣旨を尊重し合う財団との「次の一歩」を踏み出る意義を述べ、シュレーグル財団会長は「次は何?」(英: What's Next?)を総会の指針として開会を宣言した[4]

基調講演は行動生態学者進化人類学者マーガレット・C・クロフート英語版教授(英語: Margaret C. Crofootコンスタンツ大学フンボルト教授、マックス・プランク進化人類学研究所所長)が群を作る動物の協調行動について述べ[3]、動画が公開された[4]

歴代受賞者

参考文献

脚注

  1. ^ a b 【1/24(水)締切】2024年度フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞の候補者募集”. www.daad.jp. DAAD (2023年10月25日). 2025年3月20日閲覧。 “2024年度の副賞は6万ユーロ。”
  2. ^ a b 2024年度フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞の受賞者決定”. www.daad.jp. ドイツ学術交流会 (2024年4月4日). 2025年3月20日閲覧。 “本年度のシーボルト賞受賞者は、東京大学理学研究科カブリ数物連携宇宙研究機構の吉田直紀教授に決まりました。”
  3. ^ a b c d "Humboldt Foundation's Annual Meeting and reception with Federal President Steinmeier". www.humboldt-foundation.de (Press release) (英語). 21 June 2023. 2025年3月21日閲覧授与式にフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー大統領が臨席。
  4. ^ a b Annual Meeting 2023 - Opening Ceremony. YouTube (英語). Alexander von Humboldt-Stiftung. 7 July 2023. 2025年3月21日閲覧
  5. ^ 藤田宙靖「巻頭言 「中央省庁等改革基本法」の帰趨 : 中央省庁等再編諸法施行の時点に立って」」『会計検査研究』第24号、会計検査院、NDLJP:11654082025年3月20日閲覧 国立国会図書館デジタルコレクション
  6. ^ 越宏一『中世彫刻の世界』岩波書店〈岩波セミナーブックス ; S8. ヨーロッパ美術史講義〉、2009年6月。「著者紹介 : 東京芸術大学名誉教授。1991年フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞受賞。著書に『ライヒェナウの初期中世壁画』[独文]、ベルリン、1999年(後略)」 
  7. ^ 越宏一『デューラーの芸術』岩波書店〈岩波セミナーブックス ; S15. ヨーロッパ美術史講義〉、2012年7月。「著者紹介 : 東京芸術大学名誉教授。1991年フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞受賞。著書に『ライヒェナウの初期中世壁画』[独文]、ベルリン、1999年(後略)」 
  8. ^ 『日本古書通信』第62巻5(通号814)、日本古書通信社、1997年5月、NDLJP:33631282025年3月21日閲覧。「今年度フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞浜砂敬郎氏(九州大学教授・50歳)」 
  9. ^ Nobuhiro Okabe (2003年9月10日). “Curriculum Vitae - Toshifumi Futamase”. web.archive.org. 東北大学. 2022年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年3月20日閲覧。 “AWARD — Phillipp-Franz-von-Siebold Award (1998)”
  10. ^ 2021年度受賞一覧”. 名古屋大学出版会. 2022年8月3日閲覧。
  11. ^ 2022年フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞/授賞式”. DAAD 日本. 2022年8月3日閲覧。
  12. ^ 稲垣史生『DEEP LIFE 海底下生命圏 : 生命存在の限界はどこにあるのか』講談社〈ブルーバックス ; B-2231〉、2023年5月。「著者紹介 : 油技術協会特別賞、2023年度フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞などを受賞。デジタル図書児童書」 
  13. ^ The 2023 Philipp Franz von Siebold Award winner” (英語). www.humboldt-foundation.de. Humboldt Foundation (2023年6月21日). 2025年3月21日閲覧。

関連項目

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